展示室1・2
川西英「神戸十二ヶ月四月 須磨桜花」
1931年、木版多色
川西英と川上澄生 展
会期:2018年5月12日(日)~7月29日(日)
収蔵品より、モダン版画で知られる川西英(1894-1965)と川上澄生(1895-1972)の色鮮やかな木版画作品をご紹介します。 神戸市に生まれた川西は、版画家・山本鼎の作品に感化され独学で木版画を学びました。神戸という環境に育まれた感性に裏打ちされた、モダンで色彩豊かな雰囲気を漂わせる作品を多く発表しました。横浜市に生まれた川西は、英語教師を務める傍ら、版画制作に尽力しました。棟方志功を版画へと進ませるきかっけをつくった作家でもあり、南蛮趣味を生かした作品を多く残しています。 創作版画の中でも、モダンでポップな2人の作家作品をお楽しみください。
小林朝治記念室
松原忠四郎「水蓮」1961、メゾチント
小林朝治と松原忠四郎 展
会期:2018年5月12日(土)~7月29日(日)
小林朝治(1898-1939)と松原忠四郎(1893-1974)は、須坂で版画作りに情熱をかたむけ、同時に版画作りの楽しさを周りの人々に伝えることに力を注いだ版画家です。
1931(昭和6)年に故郷須坂で眼科を開業した小林朝治は須坂尋常高等小学校(現在の須坂小学校)の校医となり、図画専科教員だった松原忠四郎と知り合いました。朝治と教員たちが中心となり、須坂洋画会展の開催や、信濃創作版画協会の設立、版画同人誌『櫟(くぬぎ)』の刊行など、活発な美術活動が生まれました。
平塚運一版画美術館
Print works In America
会期:2018年7月12日(木)~10月16日(火)
平塚運一が晩年過ごしたアメリカの地。そこで制作されたアメリカの風景版画を収蔵作品の中から展示します。